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[#62913] TPS62913 ローノイズ降圧型DC-DCコンバータモジュール(5V/3.3V)
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出力ディスチャージ機能とは何ですか?
2024-10-25更新
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この機能は動作がOFFになったときに出力にたまった電荷を吸収するかを設定するものです。通常DC-DCコンバータが動作を停止すると出力はハイインピーダンスとなり、出力コンデンサに溜まった電荷はゆっくり放電していきます。完全に0Vになる前に、再度通電すると途中の電圧から設定電圧まで上昇することになり、負荷の回路によってはパワーオンリセットがうまく働かず動作不安定になることがあります。
出力ディスチャージ機能をONにすれば、TPS62913が動作を停止すると出力コンデンサの電荷を放電させるので瞬時に0Vに下がります。
▼実測例:ディスチャージ機能を使用しない
・水色:入力12V, 黄色:出力=3.3V, 出力に100uFのコンデンサを接続しており無負荷の状態で電源をOFFにする。
・時間軸は400ms/DIVですので黄色ゆっくり電圧が下がっています。
▼実測例:ディスチャージ機能を使用する
・水色:入力12V, 黄色:出力=3.3V, 出力に100uFのコンデンサを接続しており無負荷の状態で電源をOFFにする。
・上と同じ時間軸ですが瞬時に0Vに下がっています。
どのくらいの電流で放電するかは出力電圧に依存し、図のような特性を示します。
※厳密には内部の放電FETが動作するには電源が必要なのでVINが0Vになると機能しないものを思われます。VINに通電したままでENピンだけでON/OFFコントロールするなら確実にディスチャージ機能が働きます。VIN=ENを共通にして電源OFFした場合でもあって、実際には入力コンデンサの電荷が放電されるには時間がかかるのでテストすると2.7V位まで低下すると放電機能が動作するようです(TPS62913は動作するのは3V〜) 上記の波形はそれによって機能していると思われます。ちなみに入力端子を瞬間的に短絡させ入力コンデンサの電荷を一気に消失させてしまうと放電機能が働きませんでした。
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TPS62913モジュール5V/3.3V 説明書
(511kバイト) 2024年 11月 20日
TPS62913 Datasheet
(6,337kバイト) 2021年 04月 08日
TPS62913応用例
(2,822kバイト) 2023年 04月 01日
DC-DCコンバータセレクションガイド
(7,354kバイト) 2023年 04月 19日
●その他の質問一覧(この商品について)
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