このページはSTM32マイコンボード STBee を使い方を解説します。
STM32はARM社のCortex-M3(コーテックス・エムスリー)コアを搭載した32ビットマイコンです。
時間をかけて情報・オプション商品を拡充して参ります。
STBeeはまだ発売したばかりです。現状のツールでは面倒くささが否めませんが、当社でコンパイラ等の必要なツールをまとめてパックして手軽に使えるよう準備を進めています。
それとは別にEclipse上での開発環境も整いつつあります。
全て無料で利用制限もなく自由に使えるもので構成されています。直に解消されると思いますが、しばらくの間はお付き合いくださるようお願いします。
2010.4.28
当社STM32マイコンボード "STBee"は国内製のマイコンボードとして STマイクロエレクトロニクス・ジャパン から紹介していただいております。
http://www.st-japan.co.jp/mcu/3rd-party_directory.html?name=mcu&file=devtools
2000年代はH8マイコンやSH, ARM7TDMIは良く使われましたが、2010年代ではもう古いマイコンとなり廃れつつあります。
この背景には製造プロセスの変化や、USBやイーサネット, ZigBee, Bluetoothなどの新しい通信方式が主流になってきているからです。
おそらく2010年はCortex-M3が本格的に増える年になるでしょう。ST社以外にもNXPやti (テキサス インスツルメンツ),TOSHIBAなどCortex-M3を採用している半導体メーカーが増えています。それだけワールドワイドでマイコンの選択肢が増えることになります。また各メーカーで競争が生まれ、コスト・性能が優れたものが市場に出てきます。現在Cortex-M3のローコスト品(最も容量が小さいもの)は100円で買えるようになっていますので、8ビットマイコンの価格とあまり変わりません。
H8やSHなどに馴染んでいる方にとってはとっつきにくいかもしれません。2010年、ルネサステクノロジはNECエレクトロニクスと合併しルネサスエレクトロニクスになりました。大手メーカーでさえ変革をしなければならない世の中なので、今使っているマイコンが将来どうなるかわからない状況になっています。
今までは三菱系、日立系、NEC系と別々で競争していました。それが今回の合併で1つの会社になってしまいました。
過去の系列は残ってはいますが、1社が独占的に供給するCPUだけで将来やっていけるのかという状況になるかもしれません。そうなった時、候補になるのはCortex-Mxシリーズだと思います。
Arduino(左側)とSTBee(右側)、STBeeは少しスリムです。容量もスピードも全然違いますよ!
クロック |
16MHz |
72MHz |
フラッシュサイズ (コードサイズ) |
32KB |
500KB |
RAMサイズ |
2KB |
64KB |
EEPROMサイズ |
1KB |
なし (フラッシュをEEPROMの代用にできます) |
価格 |
¥3,200円 |
¥3,150円 |
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ほとんどの項目でSTBeeの方が数倍〜数10倍良く、それでいて価格もSTBeeの方が安いです。
Arduinoは8ビットマイコンで、STBeeは32ビットマイコンですから差があって当然で、比較するのはかわいそうですが...
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