LM27762 ローノイズ正負反転DC-DCコンバータモジュール - サポート

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[#27762] LM27762 ローノイズ正負反転DC-DCコンバータモジュール
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ノイズが多い 2024-11-13更新 <<前のFAQ | 次のFAQ>>

原因は３つほど考えられます。

①まず電源電圧付近まで出力を上げることはできません。
例）5.0Vで動作させると、出力をめいっぱいに上げても±4.8Vになります。負荷電流が大きい場合はもっと狭くなります。

もし±4.8Vよりも高くすると、内部の電圧安定化回路が機能しなくなりノイズを取り除くことができません。そのため入力のノイズが出力にスルーしてしまいます。例として5.0V動作させた場合、出力は0.5V低い±4.5V以下になるように調整することを推奨します。負荷電流によってドロップ電圧が変化するので250mAの最大負荷を考慮するなら、ドロップ電圧のマージンは0.5V必要です。もし負荷電流が50mA以下など低いなら0.3Vくらいのマージンでも動作できます。

②LM27762の特性上、軽負荷時(およそ0.1A以下の負荷)に発振を間欠にするのでリップルノイズが増えます。
負荷電流が小さいときは発振周波数を低下させ、スイッチングロスを減らすことして効率を上げています。無負荷の場合は発振周波数は約2kHzまで低下し、負荷に比例して発振周波数が上昇します。約0.1Aで最大の2MHzとなります。0.1A以下では発振周波数が低周波となり、十分に電源インピーダンスを小さくしないとノイズが増えてしまいます。この発振を間欠にする機能を止めることができません。電源入力や出力端子にコンデンサを追加することでリップルノイズを低減します。

▼こちらもご覧ください。
https://strawberry-linux.com/support/27762/555030

③電子負荷のノイズを拾っている
専門家の方は電子負荷装置に接続して負荷テストを行う方がいらっしゃいますが、正確な電流で試験する目的には良いですが、電子負荷はディジタルロジック回路が共存しており電子負荷のノイズ、電源周波数のハムが出力に乗ってきます。そのため厳密なノイズの計測には適しておりません。

●データシート・ファイル (うまく表示されない場合は、右クリックしてファイルに保存してから開いてください)

LM27762モジュール説明書 (643kバイト) 2025年 08月 30日
LM27762 datasheet (1,321kバイト) 2021年 09月 29日
LM27762モジュール寸法図 (60kバイト) 2025年 09月 01日
DC-DCコンバータセレクションガイド (7,354kバイト) 2023年 04月 19日

●その他の質問一覧（この商品について）

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