エナジー・ハーベスティング専用IC
■LTC3105は250mV(0.25V)で動作する昇圧型DC-DCコンバータです。これまでにも20mVで動作するLTC3108がありましたが、これはトランスで100倍に昇圧しているため単独での動作電圧ではありませんでした。これに比べてLTC3105はモノリシックで250mV動作できるDC-DCコンバータICです。特にLTC3105は環境発電向けに特化しています。
■出力電圧は用途に応じて可変できるように設計しました。1.6V〜5.0Vまで
■LTC3105には出力が2系統あり、1チップで2つの異なる電圧システムで利用できます。
■降圧モードの機能があるため、出力電圧よりも入力電圧が高くなっても安定化出力を維持します。〜5Vまで
■MPPC(最大電力点制御)機能があり、太陽電池パネルなどから最大の電力を得ることができます。
◆おすすめポイント
・250mVと低い電圧から動作が可能
・出力が2系統(VOUT, LDO)あり、2つの異なる電圧を出力可能です。1系統は可変できるようにしてあります。
・出力電圧よりVinが高くなっても降圧モードにより降圧レギュレータとして機能します。
・MPPC機能で太陽電池などの最大電力点に追従することができます。
・PGOOD信号出力を持っています。
◆仕様
・入力電圧範囲:0.25V〜5V DC
・入力最大定格:5.5V max
・出力電圧:
- VOUT:1.6V〜5.0Vの範囲で可変
- LDO:2.2V(標準)※外部抵抗で可変も可能
・出力電流:
- VOUT:入出力電圧による 最大100mA程度
- LDO:最大12mA
・サイズ:約13x18mm 厚み:3.75mm(基板1.6mmを含む)
・その他の機能:シャットダウン機能・MPPC機能・PGOOD信号出力
・MADE IN JAPAN(日本製)
・製造ライン:鉛フリー RoHS対応
※詳しくは下記説明書をご覧ください。
◆用途
・太陽電池などからのバッテリーチャージャに
・環境発電(エナジーハーベスト)に
・産業用センサネットワークに
・低消費電力ワイヤレス・トランスミッタに
★負荷への供給電力としてはTPS61200[#12010]の方がはるかに多く流せます。でも0.25Vで動作できること、2種類の電圧が出せることと、MPPC(電力最大点制御)ができる点がLTC3105の有利なところです。
▼こちらにも採用されております。※弊社は動画の商品開発には関わっておりません。
https://www.analog.com/jp/products/ltc3105.html
●データシート・ファイル (うまく表示されない場合は、右クリックしてファイルに保存してから開いてください)
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LTC3105モジュール説明書
(293kバイト) 2020年 02月 11日
英語データシート
(484kバイト) 2020年 02月 01日
日本語データシート
(2,244kバイト) 2011年 02月 21日
LTC3105モジュール寸法図
(66kバイト) 2018年 07月 05日
jdn491.pdf
(193kバイト) 2011年 06月 23日
DC-DCコンバータセレクションガイド
(7,354kバイト) 2023年 04月 19日
dc1587f.pdf
(226kバイト) 2021年 04月 09日
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