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[#63811] TPS63811 <I2C制御>昇降圧DC-DCコンバータモジュール(1.8V〜5.2V)
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設定から出力に反映するまでの遅延を知りたい。
2020-06-20更新
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こちらで実際に計測したデータを示します。
モジュール単独で行っています。TPS63810, TPS63811共通で動作に違いはありません。
明記がないものは無負荷での計測です。
▼I2Cから出力をON

▼I2Cから出力をOFF(無負荷の状態です)

▼I2Cから電圧をスイープ(1.8Vから5Vまで)させてみました。

▼時間軸を拡大 1LSB=0.025Vずつ増加させています。

▼時間軸をさらに拡大

▼変更(電圧を上昇)1.8Vから3.3V
・1回の更新なのに上記のスイープのような階段波形になっていると気づきましたか?
・TPS6381xはDVSファンクションという機能により急峻な変動をしないよう、傾斜がついた波形でなだらかに上昇するようになっています。このスルーレートは1V/msです。
波形を見ると3.3V-1.8V=1.5Vを約1.5msかけて変化していることがわかります。

▼このスルーレートは変更ができ、最大は10V/msです。
10V/msに変更するとこのような立ち上がり波形になります。スルーレートを高くしすぎると問題が生じる可能性が高くなります。この設定は周辺回路によりお客様が選択していただくことになります。

▼I2Cから電圧を変更(電圧を下降)3.3Vから1.8V
・この波形は470Ωが負荷になっています。無負荷だと遷移に時間がかかりすぎるため。

▼VSELピンによる電圧変更
・TPS63810の初期値3.30Vと3.45VをVSELピンで変更した時の波形です。
・この波形は無負荷です。DVS機能により段階的に上昇しています。
・この波形はCh.1 黄色波形 0Vのラインが3Vになるようオフセットしています。
・水色ラインはVSELピンです。

▼上記に470Ωの負荷をつけた状態の波形
・50mV程度のリップルが見えますが、この製品では許容範囲です。
・よーく見ると3.30Vから3.45Vまでの0.15Vをつまり1LSB=0.025V x 6をDVS機能により6段階で上昇していることがわかります。

▼同じ470Ωの負荷をつけて、電圧を下げたときの波形
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●データシート・ファイル (うまく表示されない場合は、右クリックしてファイルに保存してから開いてください)
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TPS63811モジュール説明書
(407kバイト) 2020年 12月 23日
TPS6381x Datasheet
(2,142kバイト) 2020年 12月 17日
DC-DCコンバータセレクションガイド
(7,354kバイト) 2023年 04月 19日
●その他の質問一覧(この商品について)
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設定から出力に反映するまでの遅延を知りたい。 2020-06-20更新 |
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