パソコンから仮想COMポートを開いて、ターミナルで操作するコマンドは次の通りです。
●周波数設定
◆書式
c0=<freq>
c1=<freq>
c0=off
c1=on
c0がCh.0, c1がCh.1を示します。c0の代わりにf0, c1の代わりにf1と書いても認識します。freqが周波数パラメータです。単位はHzですが、Hzの文字は入力しません。補助単位としてM, kが使用できます。10500000は10.5Mのように書くことができます。
エンターで改行すると指定したチャンネルにすぐに反映され、指定した周波数が出力されます。動作範囲外となる1000MHz以上や32ビットに入らない数字、小数点以下が1Hz未満になる数値を入力したとき、設定・表示される周波数は不定です。
この周波数設定は一時的なもので電源を切ると消えます。saveの項参照
c0=offやonは出力をON/OFFを制御するものです。指定したチャンネルの出力をOFFにしたりONにしたりできます。これはボタン動作でOFFにする動作と同じです。詳しくはこちらhttps://strawberry-linux.com/support/25351/567484
入力例)
>c0=1000000
Ch.0に1MHzを設定
>c1=144.5M
Ch1.に144.5MHzを設定
>c0=5000
Ch.0に5kHzを設定 ※Si5351Aの性能上キロヘルツ以下は正確な周波数を出力できません。
>c1=10.24m
Ch.1に10.24MHzを設定
>c0=150.5k
Ch.0に150.5kHzを設定
※大文字・小文字は無視されます。
c0=1.2k
c0=1.2K
c0=1200
上記は全部同じ1200Hzになります。
同様に
c1=100M
c1=100m
c1=100000000
上記は全て100MHzになります。
※1Hz未満の桁は無視されます。
※およそ280MHz以上も設定は可能ですが、出力はできません。
●save
上記のc0, c1コマンドで設定した周波数を不揮発メモリに書き込みます。次回電源を入れたときに保存した周波数を出力して起動します。saveしない場合は設定した周波数設定は消え、不揮発メモリに記憶した周波数からスタートします。
●load
不揮発メモリに保存されていた周波数に戻します。OFFになっているchがあればONになります。これは電源を切って、もう一度入れなおした動作とほぼ同じです。
●list
現在設定されている周波数をリスト表示します。
>list または l(1文字)
c0=128000000Hz
c1= 36000000Hz
>
●help
バージョン情報や周波数リスト(listコマンドと同じ)を表示します。
>help
Si5351A ver v2025.s1
Copyright (c) 2025 Strawberry Linux Co.,Ltd.
c0=128000000Hz
c1= 36000000Hz
>
●contrast
コントラストの調整をPCからできます。液晶画面のボタン操作の代わりに操作可能です。
>contrast=30
濃さを30にします。濃さの設定できる数値は20〜43までです。
次回の電源ONでも設定した濃さにするにはsaveコマンドで保存する必要があります。
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