この解説は(株)ストロベリー・リナックス AT90USB162マイコンボードでアプリケーションを開発するために作成されたものです。
解説中のファイル名やフォルダー名はお使いのソフトのバージョンや環境、既にインストール済みであるかなどにより必ずしも一致しないことがあります。
一部説明が重複している箇所もあります。
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・AVR Studioのダウンロード&インストール
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始めに ATMELのサイトから開発ツールである、AVR studioをダウンロードしてインストールしてください。開発ツールの中にUSBドライバが含まれています。
現在入手できるAVR StuidioはAVR Studio 4.15 (build 623) (94 MB, updated 11/08)です。登録が必要ですので各自登録してダウンロードしてください。
約100MBありますので、ダウンロード中にキットを組み立てできるくらいの時間がかかります。
WinAVRはAVRの開発ツールです。Windowsですぐに使えるようインストーラ込みのクロス開発ツールです。この中にアセンブラやCコンパイラ(gcc)、組み込み関数、ドキュメントが含まれています。
WinAVRのプロジェクトからパッケージをダウンロードします。
実際のファイルはオープンソース開発サイトであるsourceforgeの中にあります。
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=68108
少し古いWinAVRのパッケージをこちらに置いておきます。 WinAVR-20070525-install.exe(約18MB)
DOSプロンプト(コマンドプロンプト)でコンパイルをするためにはPATHの設定が必要になることがあります。
通常はインストーラがPATHの設定を変更してくれますので特に必要はないと思われます。
プロンプトでmakeやavr-gccと入力しても「内部コマンドまたは外部コマンド 操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。」と表示される場合はPATHを直してください。
現在の設定はPATHと入力すると表示されます。WinAVRのフォルダがC:\WinAVR-20081205なら, PATHにC:\WinAVR-20081205\bin と C:\WinAVR-20081205\utils\bin を追加してください。既にあるものは削除しないこと
マイコンピュータ⇒右クリック⇒プロパティ⇒詳細設定タブ⇒環境変数(N)⇒のなかのPATHの設定を変更します。
変更したらコマンドプロンプトを一度閉じてください。
FLIP (FLexible In-system Programmer) はATMELのフラッシュ書き込みツールです。このツールはAVR
studioには含まれていませんので別にダウンロードする必要があります。
ダウンロードサイト
こちらはダウンロードにあたり登録は必要ありません。Java Runtimeありとなしの2種類があります。お使いのPCにJava
Runtimeが組み込まれている場合はRuntimeなしでも構いませんが、確実にインストールするにはRuntime付きの方をインストールしたほうがいいでしょう。ランタイムありは約20MBあります。
AT90USB162に書き込み行うにはVer.3.3.x以降が必要です。FLIP2.4.xは使用することができません。
USBケーブルでパソコンに接続します。
ピポ音がして認識します。画面とは完全に表示が一致しないこともありますが問題ありません。

USBドライバを要求する画面になります。




●上記ドライバインストールに失敗する場合は C:\Program Files\ATMEL\Flip 3.3.2\usb を入力してください。
※Flipバージョンが3.3.2の場合 2009.1.18更新


これでドライバのインストールは完了です。
一度ケーブルを抜いてもう一度入れてみてください。2回目以降はドライバの要求等の画面は表示されず、すぐに認識してデバイスマネージャーに表示されるようになります。

あとはサンプルを書き込んでみましょう。
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