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AVR-USBマイコンボード
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よくある質問

Q.ブートローダーの起動方法(PCに差し込んでもWindowsが認識しない)


A.組み立てた最初から認識しない場合は組み立て方法をもう一度ご確認ください。
プログラムを書き込んだ後に認識しなくなった場合はユーザプログラムが動作していますので、次の手順を行ってください。

1.パソコンに接続します(書き込んだユーザプログラムが動作した状態になっています)
2.RESETジャンパーを挿し込みます。写真のようにジャンパーピンを差し込んでください。
この6ピン(3x2列)の端子はATMEL標準のISP端子として広く使われています。写真右側のピンがCPUのRESET端子と繋がっていますので右端にジャンパーを挿し込みます。左端・真ん中にはジャンパーを差し込まないでください。
これによりCPUがリセットされた状態になりユーザプログラム動作が停止します。ポートは全てオープン(ハイインピーダンス)になります。
 
3.BOOTジャンパーを挿し込みます。PORTD.7のピンがGNDと接続されます。
(RESETピンを最初に差し込むのはPORTD.7ピンが出力ポートとして動作中に差し込まれる可能性があり、ポートがショートする恐れがあるためです)
4.RESETジャンパーを外します。マイコンが動作を開始しPORTD.7を状態を検知してブートローダーが実行されます。この時パソコンはUSBデバイスとして認識します。
5.BOOTジャンパーを外します。BOOTピンの設定はもう必要ないのでジャンパーを外します。
もしPORTD.7をユーザプログラムで使用していない場合(出力ポートして使用していない場合)はそのままで差し支えありません。)
※抜き差しが面倒と思われる方は両方から配線を引き伸ばしてプッシュスイッチと接続し、上記シーケンスをボタン操作で行えばより簡単になると思います。
※ブートローダーを動作させるにはハードウェアリセット(上記のやり方)が必要です。BOOTピンをジャンパーした状態でUSBの抜き差し(パワーオンリセット)を行っても、ブートローダーは起動しませんのでご注意ください。

Q.PCに接続してドライバを組み込みましたが、デバイスマネージャに表示されない
A.この商品は仮想COMポートとして認識しませんので、デバイスマネージャのCOMとLPTの項目には表示されません。
書き込みソフト(FLIP)ではこのCOMポートではなく、別の方法でマイコンボードと通信しています。

Q.仮想COMのサンプルアプリケーションはありますか?
A.ただいま準備中です。ATMELのサイトにサンプルがあります。

Q.FLIPで書き込みできません。(認識しません)
A.FLIPのバージョン2.xではUSBの選択ができますが本キットを認識しません。FLIPの3.3以降をお使いください。

Q.FLIPでプログラムを書き込んだ後、Start Applicationをクリックしても書き込んだプログラムが動作しない。

A.Start Application横のResetのチェックを外してからStart Applicationをクリックしてください。
このResetがチェックされているとユーザプログラムがWatchdogリセットにより動作を開始します。Watchdogタイマが有効になった状態でユーザプログラムが走りますので、プログラム上で考慮されてないとまたWatchdogによりリセットがかかります。そのためプログラムの最初が僅かに実行され、またリセットが掛かるということが何度も起きます。

ResetをチェックしないでStart Applicationを実行するとWatchdogは無効の状態で、ブートローダーがリセットベクタ(0x0000)から実行を開始します。おそらくこちらの方がユーザーの意図に合ってます。

Q.12kバイトを超えるプログラムを書き込みたい。
A.現状は12kバイトを超えるものは書き込みできません(ブートローダー領域があるため)
AVR書き込みツールであるAVRISPmkIIをお持ちであればフルサイズのプログラムを書き込むことができますがブートローダーの機能はなくなり、毎回AVRISPmkIIを用いて書き込みを行う必要があります。USBからのプログラム書き込みという便利さは失ってしまいます。
ブートローダーのファームウェアは公開されておりますので、それを書き込めばほぼお求めになられた元の状態に戻すことは可能です。

Q.ADコンバータはありますか?

A.残念ながらAT90USB162にはADコンバータは内蔵しておりません。外付けのADコンバータなどを利用してください。


Q.3.3V動作について
A.標準組み立てでは5Vをジャンパーしますが、5Vをジャンパーせず3.3Vをジャンパーすることで内部・I/Oポートは3.3Vで動作可能です。
しかしながら3.3Vでの保証最大動作周波数8MHzとなってしまうため、厳密にはオーバークロックになってしまいます。
こちらの実験では16MHzでの動作を確認しておりますが、量産のための開発であれば8MHzにクリスタルを交換してください。(動作スピードも1/2になってしまいます)
ブートローダーは16MHz,8MHzのどちらの周波数でも動作するようになっています。
3.3V動作の場合I/Oポートは5Vトレラントではありませんので、入力レベルにご注意ください。

Q.電源保護について
A.このキットは安全のためポリスイッチ(自動復帰型ヒューズ)による保護をつけています。異常電流によりポリスイッチが発熱することで電流を遮断します。
電源を切ることで温度が下がりもとのように導通しますので、交換する必要がない素子です。
ただしこの部品があっても全ての異常から保護できるとは限りません。万一お使いのPCやマイコンボードが故障しても当社、販売店では補償はできかねます。
ポリスイッチの保護できる回数は無限ではありません。


Q.ジャンパーピンの使用方法について
A.ジャンパーピンは上記ブートローダーを起動させる目的以外に、ユーザーアプリケーションの設定などで流用することもできます。
BOOTピンにジャンパーがある/ないで何かの設定に役立てられます。

Q.このキットの利点について
A.USBと接続できるマイコンボードは他にもいろいろありますが、当ボードの利点としては次のようなところです。
  • FT232のようなUSBシリアルを使っていないので、ファームウェア次第でHIDやCDC(仮想COMポート)、USBストレージなどのデバイスとして使うことができる。ベンダーIDも固定ではない。
  • 書き込みに失敗してもブートローダーは壊れない。お求めになられた状態からライターは必要ない
  • 16MHzで1命令 62.5ns(分岐除く)と割と高速
  • gccにより浮動小数点、多ビット演算、数学関数に強い。優れた最適化
  • 内蔵ペリフェラルは高速で使いやすい(USARTやSPIには倍速モードがあります)USARTをSPIとして使うことができるのでSPIx2chにできる。
  • USBフルスピードに対応
  • AVRはPICなどと比べて開発がしやすいということで根強いユーザがいる



AVR−USBマイコンボード AT90USB162
LT3002 絶縁DC-DCコンバータモジュール(5V 1A)
57mmモーター用ブラケット

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