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このサイトについて |
このサイトはＨ８マイコン開発者を対象にしたページです。いくらマイコンが優れていても開発ツールが高価では意味がありません。このサイトでは無料・安価なソフト・ツールを使ってＨ８マイコンをご活用いただけるよう頑張っています。サンプルプログラムやツールも無償提供していますので、ぜひご利用ください。
よそでは販売していないオリジナルキットもありますし、マイコンセミナーなんかも定期的に開催しております。開発の息抜きに、開発の勉強にお役立てください。２００３年３月１６日 落合 正弘
■注意■
本サイトの情報は動作を保証するものではありません。このサイトに掲載されている情報・プログラム・配線図・回路図等は各自の責任・ご判断で利用してください。
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導入 |
日立製H8/300HシリーズＣＰＵはgccで開発することができます。
特長として以下のようなことが挙げられます。
- フリーである
GNU gccを使うメリットとして一番に挙げられるのは無料で誰もが利用できるということです。
これは数１０万する、メーカーの開発環境がなくてもマイコンの開発環境が構築できます。
しかもgdbのようにＰＣのデバッガと同じようなシンボリックデバッグも可能なので、純正のものと出来ることに大差はありません。欠点としてはNO WARRANTYだということくらいです。
- オープンソースである
アセンブラ，リンカー，Ｃコンパイラは全てのソースコードを入手することができます。これにより、トラブルが発生した場合は、コンパイラ内部あるいはアセンブラ内部のコードを確認することで、問題を解決することができるかもしれません。これはメーカ製ソフトでは不可能です。また、さらに使いやすくプログラムを修正することも可能です。
- 移植性の優れたプログラムを作れる
これは多くのターゲットＣＰＵがあるgccならではの特徴です。今ほとんどのアプリケーションはgccでコンパイルができるようになっています。ということはＣＰＵの枠を超えて、H8マイコンのような組み込みＣＰＵにも移植できる可能性があるということです。
メーカ製コンパイラを使っていたら、ファイルの拡張子が違うとか、出力フォーマットが違うとか、コンパイルするまで非常に長い道のりがあると思います。１チップマイコンのH8/3664FとH8/3048Fとではピン数，パッケージ，周辺機能は異なりますが、マシン語コードは全く同じため、両方で動作させることが可能なソースを書くことも容易です。
- CPUの入手が容易
H8シリーズのＣＰＵは多数あります。個人での入手となると、難しい問題がありますが、秋葉原の(株)秋月電子通商ではH8/3048F,H8/3067F,H8/3664Fの各デバイスをキットあるいは部品という形で簡単に入手することができます。
これは、学生や小ロット生産者にとって非常に有益です。現にロボットコンテストなどではH8マイコンを使ったものがかなりの数になっていることから、今後H8マイコンは更に利用されることでしょう。
H8の解説本も出てきていますが、どれもアセンブラレベルのものが多いので、慣れないとプログラミングが面倒です。
ここではC言語をメインにした開発についてまとめていきたいと思っています。
このページはH8development on Linuxという名称ですが、ご覧の通りWindowsにも対応しております！！
これはCygwinを使うことでWin32でもLinux環境を実現できるようになったからです。
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