コンパイルで出来上がったMOTファイルをH8マイコンに書き込みます。
ここで、書き込みツールを構築します。書き込みツールはLinuxの場合数種類が公開されているようです。
ここでは三岩幸夫さんのh8toolsを使ってみます。
     % tar zxvf h8tools.tar.gz
     % cd h8tools
     % chmod 777 *eeprom *mon <-
解凍直後ディレクトリがRW属性になっているので変更します。
     3664のライターを作成します。
     % cd 3664eeprom
     % make
     % su
     % make install
     % gcc -o /usr/bin/3664tool 3664tool.c
     3048のライターを作成します。
     % cd 3048eeprom
     % vi 3048tool.c     
<-
123行になぜかreturnがあるので正しく書き込めません。123行を削除してください。
     % make
     % su
     % make install
     % gcc -o /usr/bin/3048tool 3048tool.c
     3067のライターを作成します。
     % cd 3067eeprom
     % make
     % su
     % make install
     % gcc -o /usr/bin/3067tool 3067tool.c
     % 3664tool <モトローラS2ファイル>
/dev/ttyS?
 
モトローラS2ファイルには書き込みたいプログラムのファイル(S2フォーマットと呼ばれる拡張子が.motのテキストファイル)を指定します。
?にはCOMポートの番号を指定します。/dev/ttyS0がCOM1,/dev/ttyS1がCOM2になります。
もし、can't open /dev/ttyS0のようなエラーが出る場合は、/dev/ttyS0デバイスの権限がないので、
     % su
     % chmod 666 /dev/ttyS0
のようにして一般ユーザに読み書き権限を与えてください。
/dev/ttyS?を指定しないと/dev/ttyS0を指定したものとみなしますので、COM1を使ってH8マイコンと接続した方が楽です。
書き込みについては後程詳しく説明しますが、もし接続がうまくいってなかったり・H8マイコンから応答がないと何も表示されず、
黙ったままになります。この時は一度CTRL+Cで終了してから、もう一度実行させてみてください。そのまま待っていても復帰す
ることはありません。
 
Windows用の書き込みツールを作りました。CPUはH8/3048,3067F,3664Fに対応しています。
ファイルフォーマットはS2,S3両対応です。マルチスレッドで動作しますのでCPU負荷をほとんど掛けない(数%)、エコロジーなライターソフトです。
 
自己解凍インストーラです。フリーウェアです。
 H8wr001.exe
(約1.25MB)
H8wr001.exe
(約1.25MB)