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[#50025] FT232RL USBシリアル変換モジュールキット「FT232RX」
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データが欠落することがあります。
2012-04-18更新
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データの欠落が生じる原因は主に通信スピードが速すぎるか、PCの処理が遅すぎるためデータを蓄える場所がなくなってデータに欠損が生じる場合がほとんどです。
FT232Rで設定できる最大値3Mbpsで通信すると24時間動作させて数回欠損が生じることがある程度です。ですから1Mbps以下ではデータが欠損することはありません。パソコンのバッファサイズが小さいか、PCの処理が遅くて間に合わない可能性が非常に高いです。
数GHzのCPUで追いつかないのはおかしな話ですが、HDDに読み書きをしたり、別のデバイスに出力をしたりすると、I/OでブロックされるのでCPUの処理は少し中断します。別スレッドにするなどCPUがブロックしないよう最適化をしなければなりません。突然起動するWindows Updateにも注意しなければなりません。
FT232Rの内蔵バッファが大きければより欠損は起こりえなくはなると思われますが、現状のFT232Rでも欠損が起きないようにできるのですから、もしバッファが大きくなっても確率の分母が大きくなるだけで0にはなりません。
また欠損がない前提で開発されているアプリケーションの設計にも問題があるといえます。1バイトあるいは1ブロック分のデータの遅延、消失でプログラムがエラーで止まってしまうのは考え物です。
TCP/IPやZigBeeといった通信プロトコルは欠損・文字化けが起こる前提で設計されており、データの一部が抜け落ちたりしてもそれを検知して再送・回復するアルゴリズムが含まれています。USBやRS232Cなどの1:1で通信するシステムでも、そのようなデータ構造にすることをお勧めします。将来的には仮想環境、シミュレータで動作させることが一般的になり、そのような環境で動作させるためにはそういう仕組みが必要になります。
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●データシート・ファイル (うまく表示されない場合は、右クリックしてファイルに保存してから開いてください)
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RoHS適合品説明書
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外形図
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USBコネクタ外形
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DS_FT232R_V204.pdf
(516kバイト) 2009年 06月 25日
CDM%202.08.28%20WHQL%20Certified.zip
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データが欠落することがあります。 2012-04-18更新 |
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