検索
ホーム プロダクツ ダウンロード 販売(注文はココ) サポート
 よくある質問とサポートのページです。
[#13081] LT3081 スーパーLDOレギュレータ・モジュール
商品ページにジャンプ
 設定した出力電圧にならないことがある。 2014-10-22更新     <<前のFAQ | 次のFAQ>>
入力電圧が高い(15V以上)の時、初期の負荷が重いと出力がうまく立ち上がらない可能性があります。これはLT3081の内部制限[入出力電圧差が大きいと電流が300mA位に制限される]によるものと考えられます。20Vで動作させると電源投入直後、出力は0Vで入力は20Vです。この状態は内部制限がかかりますので約300mAで負荷を充電することになります。時間とともに出力の電位が上昇しますので、通常は電位差が小さくなり規定の電流を流せるようになります。

ところが負荷が重い(電圧が低くても電流を引き込む)、バイパスコンデンサが大きすぎる、大容量スーパーキャパシタの充電など、電流を流しても出力電位がすぐに上昇しないと、いつまでも内部制限がかかった状態になり大きな電流で負荷をドライブできません。出力電位があがらないとLT3081の損失がいつまでも大きいままで発熱します。この発熱が続くと過熱状態になり温度保護でなおさら電流を流せなくなるという袋小路に入ってしまい抜け出せなくなります。あるいは内部の遅延・時定数の関係で発振しているように見えることもあります。電源投入時から負荷が大きい場合やSETを可変抵抗にして電圧を一度下げて、上げたときにうまく上がらないことがあります。

またSETピンにコンデンサを接続することでノイズを低減させる効果がありますが、同時に出力の立ち上がりをゆっくりさせることになりますので、上記の問題をより起きやすくします。(モジュールではオンボードで0.01uFを接続しています。0.01uFは通常十分な容量です) SETピンを外部から駆動する場合、考慮する必要があります。

LT3081を安定動作させるためにはこれらを考慮した評価・テストが必要です。
扱う電源が12V以下、負荷が300mA以下であれば上記の問題に触れることがないでしょう。

●データシート・ファイル (うまく表示されない場合は、右クリックしてファイルに保存してから開いてください)

 LT3081モジュール説明書 (421kバイト) 2025年 02月 05日
 LT3081データシート[日本語] (737kバイト) 2014年 02月 05日
 LDOセレクションガイド (1,221kバイト) 2020年 09月 02日

●その他の質問一覧(この商品について)
  固定穴は何ミリですか? 2024-02-06更新
  ラムダゲルシートは使えますか? 2014-10-29更新
  設定した出力電圧にならないことがある。 2014-10-22更新
  十分に放熱しているのに負荷電流が流せない。 2014-10-22更新
  GND端子は接続する必要はありますか? 2014-10-22更新
  定電流負荷回路をジャンパしないとどうなりますか? 2014-10-22更新
  付属品について 2014-10-14更新
  スーパーLDO LT3081モジュール発売 2014-10-13更新
  出力電流が増加すると出力にリップルが生じる 2014-10-05更新
  回路にスイッチを設ける場合の注意 2014-10-04更新
  定電流レギュレータとして使うことはできますか? 2014-10-04更新
  電圧ドロップはどのくらいですか? 2014-10-04更新
  ICが小さいのでTO-220に比べ放熱に不利ではありませんか? 2014-09-26更新
  電流リミッターについて 2014-09-26更新
  電流モニタはどういった機能ですか? 2014-09-26更新
  温度モニタについて 2014-09-26更新
  出力電圧を低くして電流を吸い込むことはできますか? 2014-09-15更新
  モジュールの効果的な利用について 2014-09-15更新
  付属のブッシュの耐熱は何度でしょうか? 2014-09-15更新
  LT3080とは何が違いますか? 2014-09-07更新
  最低負荷電流について 2014-09-07更新
  お手軽利用例 2014-02-11更新
  SET端子をGNDにショートしても0Vになりません。 2013-11-21更新
  放熱する場合の注意 2013-11-06更新
  電圧調整の方法は? 2013-11-06更新
  最低動作負荷にCRDを使うことはできますか? 2013-11-06更新


製品一覧 - 会社案内 - よくある質問 - 発送状況

●当社製品・ウェブはAI不使用です。AIが生成した文章、プログラム、画像・写真、架空の情報は一切使用していません。

出版社・マスコミ関係・SNS企業やIT企業の方へ
本Webサイトの内容を営利企業が掲載する場合は有料無料に関係なく許諾が必要です [詳しく]
Copyright 2003-2025 © Strawberry Linux Co.,Ltd.