数gの加速度センサで十分ですか?±200gの広測定モデル
■特殊用途ですが±200gの加速度を検知できるADXL375を搭載した高g加速度センサモジュールです。
■200gという強い衝撃を飽和せずに計測することができます。デバイスの耐衝撃性は1万gです。
■ロケット・スペースシャトルの打ち上げの加速度は3〜4g位、戦闘機では10gを超える可能性もあります。
■メーカーのアプリケーションとしてはモータースポーツの激しい衝撃を検知して、脳の損傷の兆候を捉えることを挙げています。それは危険な用途なので当社では保証できかねますが、スポーツ科学(トレーニングの効果や客観的な評価など)をはじめ、産業機器のテスト・評価・故障の具合などの観測、非破壊検査などに適しています。貨物の輸送中の衝撃の記録にも使えます。
◆スポーツ科学
・小さいので例えば選手の体に装着したり、ボール・バット・砲丸の中に組み込んで加速度を調べたり、衝撃を受けるものの中に入れてデータを取ることで客観的が評価ができ選手の育成などに活用できます。
◆工業用
・これまで高gのセンサは1軸しかありませんでしたが、このADXL375は1個のセンサで3軸ありますから、1軸あたりのコストを考えると従来よりも安価でかつ小型になっています。ディジタル出力なのでA/Dコンバータも必要ありません。
・応答周波数が1600Hzと高いので衝撃のレベルを正確に観測できます。
◆防犯用
・ガラスやドアの破壊による衝撃を検知
◆仕様
・加速度センサ:ADXL375
・測定範囲:3軸±200g ※レンジは固定で±200gのみです。
・動作電圧(VS):2.0V〜3.6V
・動作温度範囲:−40℃〜+85℃
・I/O電圧:1.7V〜(VS)
・出力:ディジタル16ビット(分解能13ビット)
・感度:49mg/LSB
・消費電流:35μA〜145μA
・バンド幅:最大1.6kHz
・インターフェース:SPI または I2C
・その他:FIFO内蔵
・サイズ:約13x10mm
・付属品:ピンヘッダ(オス)、ピンフレーム(メス)端子
※注意:強い加速度が予想される場合、付属のコネクタ接続では外れて飛んでいってしまいますので直接ピンヘッダ等でハンダ付けしてください。
http://www.analog.com/jp/mems-sensors/mems-accelerometers/adxl375/products/product.html
●データシート・ファイル (うまく表示されない場合は、右クリックしてファイルに保存してから開いてください)
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ADXL375モジュール説明書
(336kバイト) 2023年 07月 08日
ADXL375 Datasheet [英語]
(510kバイト) 2013年 09月 25日
センサ・セレクションガイド
(5,655kバイト) 2023年 06月 10日
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