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[#23260] ADM3260 I2Cアイソレータモジュール(絶縁+電源)
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 ダイレクト接続だと動作するが、ADM3260を間に入れると動作しない 2015-12-03更新
(1)多くの場合プルアップ抵抗の大きさの問題です。プルアップ抵抗が小さすぎるとI2Cスレーブデバイスが十分にLレベルに引っ張ることができないため、アイソレータがロジックLを正しく検出できず、信号がうまく伝達できなくなります。またI2Cアイソレータ自身のスレッショルドが微妙に異なるということもあります。I2CスレーブデバイスがACKを返すときに0.5V以下にドライブできないとADM3260の1次側に反映できません。

(2)プルアップ抵抗を大きくすれば非力なI2C出力段でも確実にLレベルに引っ張ることができるので、正しく伝達できます。しかしプルアップ抵抗を大きくするとHレベルに到達するまでに時間がかかるようになります。それにより高クロックでの伝達がうまく行かない可能性があります。ADM3260は最大1000kHzまでのクロックに対応していますが、I2Cデバイスの浮遊容量、入力容量が大きい場合はクロックを下げなければならないこともありえます。

(3)I2Cの配線にフラットケーブルのようなものを使用すると電線抵抗・電線間容量によって波形がなまり、隣の信号線に影響(クロストーク)して発生して動作不具合の原因になります。

(4)I2Cデバイスの入力スレッショルド電圧(VIL)が低いものは動作しない可能性があります。ADM3260のVOLは0.8V位なのでこの電圧をVILと判定されない場合は正しく動作できません。

●データシート・ファイル (うまく表示されない場合は、右クリックしてファイルに保存してから開いてください)

 ADM3260モジュール説明書 (389kバイト) 2016年 02月 15日
 ADM3260 Datasheet (461kバイト) 2015年 06月 08日
 インターフェース・セレクションガイド (3,573kバイト) 2023年 06月 10日

●その他の質問一覧(この商品について)
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