PWRGDの出力波形は次のようになります。
VOUTが規定の範囲に入り、一定の遅延の後にHighになります。
▼電源立ち上がり特性
VIN=3.3V, VOUT=1.8V時, PWRGDはVOUTに10kでプルアップしています。
・黄色:VIN, 水色=VOUT, ピンク=PWRGD(初期状態で100μs〜200μsくらいです)

▼電源立ち下がり特性
・黄色:VIN, 水色=VOUT, ピンク=PWRGD


●基板の未実装ランドがPWRGDの遅延時間調整コンデンサ(=CDELAY)(1608メトリック)の取り付け場所になっています。0.1uFを取り付けますとご覧のように遅延が約300msになります。同様に0.01uF付けると約30ms、1000pFで約3msとなります。何も付けないときが最短、0.1uFで最長の時間となります。(0.1uF以上の容量は推奨されません)
このコンデンサは基板の端子に引き出していませんので基板上にはんだ付けするしかありません。この定数はコンデンサの容量誤差も大きく、ICの時定数も精密に規定されていないので、設定時間の50%〜200%程度は誤差の範囲となります。
▼電源立ち上がり特性 CDELAY=0.1uF取り付けた時
・黄色:VIN, 水色=VOUT, ピンク=PWRGD
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