VL53L5CXはセンサの中にマイコンが入っています。このマイコンにプログラム(ファームウェア)が必要です。フラッシュマイコンではなく起動時にI2Cからファームウェアを転送するという仕組みのため、電源投入時に毎回行う必要があります。このファームウェアは84Kバイトほどあるため最初にたくさんの通信を行っているように見えます。これは正常な動作です。VL53L5CX_Init()の関数を読み出すことで実行されます。
転送するファームウェアのソースは公開されておらずバイナリデータとしてvl53l5cx_buffers.hの中に16進表記でデータ羅列が延々と並んでいます。
これがコンパイルされ最終的に作成されたバイナリデータに含んでいることになります。
▼このようなコードが並んでいます。
/**
* @brief This buffer contains the VL53L5CX firmware (MM_1.0)
*/
const uint8_t VL53L5CX_FIRMWARE[] = {
0xe0, 0x04, 0x07, 0x68,
0xe0, 0x04, 0x0f, 0x28,
0xe0, 0x04, 0x09, 0x68,
・・・・・・(省略)・・・・・・・
0x00, 0x00, 0x00, 0x00,
0x00, 0x00, 0x00, 0x00,
0x00, 0x00, 0x00, 0x0F,
0x05, 0x01, 0x03, 0x04
};
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