 |
[#50005] USB→シリアル変換モジュール[CP2102](ケーブル付)
商品ページにジャンプ
|
FT232シリーズとはどう違いますか?
2019-09-04更新
<<前のFAQ
| 次のFAQ>>
|
「USBシリアル」というジャンルの創世記の製品がこのシリコンラボラトリ社のCP2101, CP2102です。それまではUSBN9604のようなUSBインターフェースだけのICとマイコンの2チップ構成でした。
CP210xのようなICができることでUSBの知識不要、プログラミング不要で誰でも簡単にUSBとシリアルの変換ができるようになりました。ほぼ同時に発売されたのがFTDIのFT232です。
これによりRS232Cが廃れていき、高速で電源も供給できるUSBシリアルが主流になりました。
FTDIはその後高速版,2ch対応,4ch対応などいろいろなUSBに関連したインターフェースICを発売しています。FTDIはUSBに特化した会社ですので多様性、さまざまなOSへの対応などで優れている面が多いです。開発側からすると他社の機器で同じUSBシリアルが使われている場合ベンダーIDやプロダクトIDはカブる可能性が高いです。当然ドライバも同一パソコンにインストールされますから、新しいドライバをインストールすることで、すでにインストールされている別の機器のドライバも更新されてしまい、動作に不都合が生じる可能性がないとはいえません。(産業機器の場合、最新のドライバが安定するとは限らない)
またFTDIのUSBシリアルはベンダーID, プロダクトIDは同じで、ランダムなシリアルIDの違いを使ってCOMポートの番号を設定しています。パソコンにそのシリアルIDがこれまで使われていなければ、新しいCOM番号を割り当てます。(一度認識したことがあればそのときのCOMポート番号になります)シリアル番号はすべて違うので、これによりCOMポートの番号がどんどん大きくなります。COMポート番号は後から変更することもできますが面倒です。
これに対してCP2102はシリアルIDは固定となっています。そのため別のCP2102モジュールを差し込んでもシリアルIDが同じなので同じCOMポート番号になります。同じシリアルIDを2つパソコンに接続すると正しく動作できません。どちらかのIDを違う数値にする必要があります。変更方法はこちらをご覧ください。
https://strawberry-linux.com/support/50006/1475996
●この違いにより、例えば動作不良があって別のモジュールに交換した場合の動作は次のようになります。
・FT232シリーズ
新しいUSBシリアルが接続されたと認識して、新しいCOMポートの番号ができる。COMポートの番号が変わるのでソフトの設定を変更する。あるいはFT232のポート番号を前の番号になるように変更する必要がある。
・CP210xシリーズ
前と同じUSBシリアルが接続されたと認識するのでそのままソフトが使える。
※パソコンへの直接接続、あるいはUSBハブ等を経由した間接接続、OSのアップデートなどによっては上記のとおりにならない場合があります。
|
●データシート・ファイル (うまく表示されない場合は、右クリックしてファイルに保存してから開いてください)
|
|
説明書
(972kバイト) 2012年 07月 27日
外形図
(12kバイト) 2009年 11月 27日
USBシリアルセレクションガイド
(2,668kバイト) 2019年 08月 21日
インターフェース・セレクションガイド
(3,573kバイト) 2023年 06月 10日
CP210x_SetIDs.zip
(182kバイト) 2019年 09月 04日
CP210x_Universal_Windows_Driver.zip
(282kバイト) 2024年 12月 18日
●その他の質問一覧(この商品について)
|
FT232シリーズとはどう違いますか? 2019-09-04更新 |
|