INA226PRC 【精密タイプ】I2Cディジタル電流・電圧・電力計モジュール - サポート

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[#12226] INA226PRC 【精密タイプ】I2Cディジタル電流・電圧・電力計モジュール
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測定誤差が大きい 2015-01-28更新 <<前のFAQ | 次のFAQ>>

抵抗は温度により抵抗値に変化が生じます。この商品の場合は100ppm/℃となっておりますので、電流を流すことで抵抗が発熱し抵抗値が高くなります。例えば10℃温度上昇すると1000ppm＝0.1%変化することになります。0.1%なんてたいしたことないと思われますが、INA226は16ビットのADコンバータを持っているのでたとえば1Aを測定していたとすると、1Aの0.1%は1mAです。1mAは10LSB分ありますので、計測値が1Aのまま変わらなかったとしても抵抗の温度係数によりそれだけ計測結果が変化する可能性があることを示しています。特に20Aタイプの2mΩより抵抗値が10倍以上大きいのでその分発熱も大きくなります。INA226にはもともと電流測定の補正機能を持っていますので、ソフト上でやらなくてもINA226側で約0.05%単位の補正が可能です。詳しくは説明書をご覧ください。

16ビットは桁数でいうと５桁ほどありますが、このように0.1%が計測値に大きく影響します。これを安定して計測するのは難しいです。安価なテスターは表示桁が４桁しかないのはこのためです。これを厳密にするには温度係数が小さい特別な抵抗を用いたり、温度係数をキャンセルするなどの仕組みが必要です。

●データシート・ファイル (うまく表示されない場合は、右クリックしてファイルに保存してから開いてください)

INA226PRCモジュール説明書 (459kバイト) 2015年 01月 31日
INA226 DataSheet (619kバイト) 2011年 09月 01日
電流計測セレクションガイド (4,925kバイト) 2024年 07月 06日

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