バッテリー駆動向け昇圧型DC-DCコンバータ
■テキサス・インスツルメンツのTPS61291を搭載した超ローパワーのDC-DCコンバータです。
■TPS61291は昇圧型のコンバータで消費電力が小さく、静止電流が約10〜20μAです。また昇圧をせず電源と負荷を直接結ぶバイパスモードがあります。これは入力電圧が十分に高く、昇圧しなくても負荷を駆動できる場合は昇圧回路をスキップし、入力と出力を直結することができるものです。これにより内部回路が動作しなくて済むため消費電流は0.015μAと極めて小さくなります。これでコイン電池などで動作する機器の寿命を大きく伸ばすことが可能になります。
バイパスモードは外部からロジックH/Lで選択できます。電池の残量が多いときはバイパスモードでロスがほぼ0となり、電圧が低下してきたら昇圧して使うという仕組みを構成することで何年という長いバッテリーライフを期待できます。
■このように消費電力が小さいため、ボタン電池で駆動するシステム、例えば無線端末(Bluetooth Low Energy, ZigBee、LoRaなど)、GPS機器、バイオロギング、スマートメーター、キーレスエントリーなどに最適です。今注目されているIoTにも応用できます。
■出力電圧はプリセットされており2.5V, 3.0V, 3.3Vのどれかを選択します。
■この商品はCR2032,CR2025などコインリチウム電池,単3/単4電池といった電池駆動を想定しています。リチウムイオン・リチウムポリマ電池は使えませんのでご注意ください。
■極小サイズ13x11mmに納めました。1円玉の中に納まります(写真)
●効率曲線は他社でも似たような感じですが、1mA以下の微小負荷では全然性能が違います。
◆仕様
・方式:昇圧コンバータ(Boost Converter)+バイパスモード付
・入力電圧範囲:DC0.9V〜(出力電圧)まで 最大定格5.5V
・出力電圧:2.5V, 3.0V, 3.3Vのどれかをハンダ付けで選択
・昇圧回路を経由しないバイパスモードを搭載
・サイズ:約13x11mm
・RoHS対応 鉛フリー 金フラッシュ処理
・MADE IN JAPAN(日本製) 自動ラインによる組み立てで品質も安定しています。
※詳しくは下記説明書をご覧ください。
※出力電圧は2.5V, 3.0V, 3.3Vのいずれか1つで、それ以外の電圧に可変することできません。
http://www.ti.com/product/tps61291
●データシート・ファイル (うまく表示されない場合は、右クリックしてファイルに保存してから開いてください)
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TPS61291モジュール説明書
(358kバイト) 2014年 12月 04日
TPS61291データシート[英語]
(1,699kバイト) 2014年 10月 02日
TPS61291モジュール寸法図
(66kバイト) 2017年 10月 06日
DC-DCコンバータセレクションガイド
(7,354kバイト) 2023年 04月 19日
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