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ftp://ftp.gnu.org/gnu/binutils/binutils-2.11.2.tar.gz (9,702KB)
ftp://ftp.gnu.org/gnu/gcc/gcc-2.95.2.tar.gz (12,584KB)
ftp://ftp.gnu.org/gnu/gcc/gcc-2.95.3.tar.gz (12,609KB)
↑gccの2.95.2よりも2.95.3を使ったほうが良いみたいです。以下の手順の2.95.2を2.95.3に読み替えるだけで動作します。
ftp://sources.redhat.com/pub/newlib/newlib-1.9.0.tar.gz (3,288KB)
binutils-2.11.2.tar.gz (9,702KB)
gcc-2.95.2.tar.gz (12,584KB)
gcc-2.95.3.tar.gz (12,609KB)
↑gccの2.95.2よりも2.95.3を使ったほうが良いみたいです。以下の手順の2.95.2を2.95.3に読み替えるだけで動作します。
newlib-1.9.0.tar.gz (3,288KB)
ダウンロードしたら
$ tar zxvf binutils-2.11.2.tar.gz
$ tar zxvf gcc-2.95.2.tar.gz
$ tar zxvf newlib-1.9.0.tar.gz
のように始めに全部、解凍しておきます。
はじめにbinutils(アセンブラ,リンカーなど)を作成します。ここでは /usr/local/h8 にインストールすることを前提としています。
$ cd binutils-2.11.2
$ mkdir build
$ cd build
$ ../configure --target=h8300-hms --prefix=/usr/local/h8
$ su <- rootにならないとPlamoLinuxではmakeできないことがあるようです。
$ make
$ make install
これで /usr/local/h8 以下にクロスアセンブラ・リンカなどのバイナリツールが作成されます。/usr/local/h8/binに実行ファイルが置かれるので、必ずPATHに/usr/local/h8/binを追加してあげてください。.cshrcや.bashrc等に記述しておけば次回ログインからすぐ利用できます。
次にgccを作成します。gcc-2.95.2/3でH8tiny (H8/3664シリーズ) のプログラムを作成すると引数が正しく渡せない問題が生じます。
それを修正するのがこのパッチです。
パッチをダウンしたら、gcc-2.95.2(gcc-2.95.3)のディレクトリに置いておきます。
$ cd gcc-2.95.2
$ cat gcc-2.95.2-20011211.diff | patch -p1 <- h8tinyのパッチを当てる -p1はハイフン,ピー,いちです。Lではない。
$ mkdir build
$ cd build
$ su
$ ../configure --target=h8300-hms --prefix=/usr/local/h8 --with-newlib \
--with-headers=<dir>/newlib-1.9.0/newlib/libc/include
$ make LANGUAGES="c"
$ make LANGUAGES="c" install
<dir>にはnewlib-1.9.0を解凍したディレクトリをフルパスで入力します。例 /home/ochiai/h8/
configureスクリプトはrootで実行しないとエラーになります。
最後にnewlib(C言語ライブラリ)を構築します。これはgccよりコンパイルに時間がかかります。
$ cd newlib-1.9.0
$ mkdir build
$ cd build
$ ../configure --target=h8300-hms --prefix=/usr/local/h8
$ make
$ su
$ make install
これで完了です。CコンパイラとC言語ライブラリの準備ができました。
試しに次のように入力してみてください。
$ h8300-hms-gcc -v
Reading specs from /usr/local/lib/gcc-lib/h8300-hms/2.95.3/specs
gcc version 2.95.3 20010315 (release)
$
のように表示されれば問題ないでしょう。
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